今回利用するツアーは、「軍艦島コンシェルジュ」さん。
努力の甲斐あり、早く着くことができたので、「良い席に座るぞ〜!」と、受付を早々に済ませて桟橋へ向かいます。
が、スタッフさんに「どこから自転車で来たんですか〜?」と話しかけられ、しばらく自転車談義。
後ろの人にどんどん抜かされ、せ、席が・・・。。。内心焦る私。
早々に話を切り上げて、早足で桟橋へ(笑)
軍艦島は、2015年7月に世界遺産となったのは誰もが知るところ。
しかし、軍艦島単体としてではなく、「明治日本の産業革命遺産」として広範囲に分布している構成遺産の一つなのです。
構成遺産の内、長崎市には、8つの遺産があり、このツアーに参加すると内6つ(だったかな?)の遺産を目にすることができるそう。
桟橋前にある「ジャイアント・カンチレバークレーン」もその一つ。(下写真のクレーン)
現在も稼働しているのですが、造船について無知な私には、どこがどう素晴らしいのか全く分かりません。
ここ一帯の遺産は、「幕末には洋式艦船の修理・建造技術が何もなかった日本が、半世紀あまりで世界最高クラスの大型船を建造し、造船技術が世界の一流水準に到達するまでになった明治日本の急速な産業近代化を証言する歴史的、社会的、技術的価値を有する」ものということ。
「明治日本の産業革命」さんのHPより
前のツアーに出ていた船が戻ってきたので、いよいよ乗船。
私たちは、2階席の右側に♪
港を出発すると、ガイドさんの説明を聞きながら長崎港の風景を楽しみます。
この日は、自衛隊の艦船や大型客船がドック入り。
ここは、戦艦武蔵を造った船台。
船内では、戦艦武蔵の映像が映し出されています。
女神大橋を越えると、右手に真っ白なマリア像と教会が見えてきました。
左手にも教会が!
長崎らしい風景だなあ〜。
その後、船は伊王島を立ち寄り、そこからのお客様を乗せて再出発です。
高島が見えてきました。
高島は、グラバー氏と三菱創立者の岩崎弥太郎氏が炭鉱を始めた国内炭鉱発祥の地。
昔の本には、「高島⇒鷹島」、「端島⇒羽島」と載っていたそう。
鷹と羽の関係。つまり、高島は端島にとっても切っては切れない島という意味があるそうですよ。
ぼーっと海を見ていると、逆光の中にぼんやりと島が!
あ!あれ!!軍艦島じゃない??
軍艦島が見えてきたその瞬間、船の中では、「ドローンで撮影した軍艦島内部をご覧ください」とTVを見るように誘導が。
船に乗っている人誰も気がついていないようで、私も実は軍艦島じゃないの?と不安になり、ノリオを肘でつついて、「軍艦島だと思うんだけれど、違うかな?」とこっそり聞いてみる。
「そうだよ、軍艦島だよ!!」
すごーい!本当に軍艦の形に見えるっ☆