今回の旅の最大の目的は、シマフクロウを見ること。
心踊らせてやってきたのですが・・・
なんと、今の時期は観察するには一番運の悪い時期であるということを知る。
観察部屋に、観察日記が置いてあるのですが、
それを見ると、朝3時代には毎日来ているのですが、それまではまばら。
なぜかというと、今は雪が解け、土から寝ぼけたカエルが出てくる時期。
フクロウもその寝ぼけたカエルを狙いに行くことが多いのだそう。
旬の食べ物というわけです。
なので、カエルを食べに行きたい気分だったら、魚ではなくカエルを探しに行き〜
カエルを捕獲できればカエルを。空振りだったら、魚を食べに来るとのこと。
全て、フクロウさんの気分一つです。
そして、雌のフクロウは卵を温めている時期(そろそろ卵がかえってるかも)なので、狩りはオスの仕事。
オス一羽のみで食料を調達しているから、さらに見られる可能性が低くなるのだとか。
しかも!!
私たちが観察する「川」を縄張りにしているフクロウは、元々風来坊。
縄張り以外のあっちこっちから食料を調達するのが得意なのだとか。。。。
なんと〜、とがっくりしつつも、フクロウについて色々教えてくださる先生のお話が面白いこと。
フクロウの性質を知ったことで、眠い目を擦りながら登場を待つことができました。
突如、登場!!!!
22:05頃、突如、池の右側に飛来!!
視界を白い布のようなものが遮ったような気が、と思ったら、川へ降りていく姿だった。
慌ててシャッターを切るが、1〜2分くらいで、すぐに飛び立って行く。
この時間帯の雄は、神経がピリピリしているそう。
自分が餌を巣に持ち帰らないと、奥さんも子供達も死んでしまうということで、雄は使命感に燃えているそう。
2回目は優雅に
3時5分。2回目の飛来!
今回は2回ほど飛び込んで魚を獲っていました。
1匹自分で食べ、1匹は加えてお持ち帰り。
優雅に羽を広げる様子を何度も見ることができました。
(滞在時間 2〜3分)
3回目はのんびりと
3時40分、再び登場。
しばらくは木の上に止まっていましたが、頃合いを見計らって、川へ飛び込み!
今回はゆっくりと3匹食べて、のんびりとしています。
今日のお仕事は終わったのかな。
(滞在時間:2~3分)
感想
今晩は、3回の登場。
その3回とも見られて、大満足♪
シマフクロウの縄張りはとても厳しく、一本の川に1組の夫婦なのだそう。
知床には、川が20 本。つまり、20組しか住めないということ。
今回は、その1組の貴重な餌場で観察をすることができました。
次回は、雛鳥に餌の捕り方を教える時に、来てみたいな。
鳥の撮影は初めてだったので、ISO感度とシャッタースピード以外は全てオートで撮影。
一瞬で飛び降り、いつ飛び立つか分からないので、必死にシャッターを切りました。
(写真を見返してたら、焦点を1箇所にしたままだった。多焦点にした方が良かったかも。
そこまで、頭が回らなかったな。)
次回は、もっと美しく撮影できるように練習しよう。