
韓国の地方都市を巡ってみたいけど、車がないと移動がちょっと大変そうだよね…



・・・・・。



フェリーに車を載せて韓国に行けるって聞いたよ!
そう話してから、もう2年が経ちました。



じゃあ、車ごとフェリーで行ってみようか?
のりおのひと言をきっかけに、ついに本格的な準備がスタート。
マイカーでの海外旅行は初めての挑戦です。
今回は下関〜釜山を結ぶ関釜フェリーを利用して、愛車と一緒に韓国へ向かいます。
この記事では、実際に予約した経験をもとに、韓国へ車を持ち込むための条件や費用、必要書類など、準備段階のリアルな情報を解説します。
なぜ車をフェリーに載せて韓国旅行?
車を使った海外旅行は、飛行機や現地レンタカーとは違った自由さがあります。
- 自由度の高い移動
地方の温泉地や景勝地も、自分のペースで巡れる - 荷物の制限なし
スーツケースの重量を気にせず、お土産もたくさん購入可能 - 時間に縛られない
電車やバスの時刻表に合わせる必要がなく、気ままなドライブ旅 - 現地交通費の節約
レンタカー代・タクシー代が不要に!



マッコリや調味料、本など重い物も気にせず買えるのがうれしい!
今回私たちは、釜山から入国し、アジアハイウェイ1号線を北上、そして6号線を南下するルートで、各地の観光スポットを巡る予定です。
車ならではの自由な旅を満喫したいと思っています。
韓国行きフェリーに車を載せる方法と流れ
韓国行きフェリーに車を載せられる航路は3つです。(2025年8月現在)
その中で私たちが選んだのは、下関〜釜山間を結ぶ関釜フェリーです。
運航スケジュール:毎日運航(定期便)
- 下関発:19:00 → 釜山着:翌8:30
- 釜山発:18:00 → 下関着:翌8:30



毎日運航しているから、旅行の計画が立てやすいのが決め手でした
フェリーへ車を持ち込む際の基本的な流れは以下の通りです。
- 関釜フェリーへ電話で車両予約(ネット予約不可)
- 出発10日前までに必要書類をPDFで提出
- 当日、港で手続き&車両搬入
- フェリー乗船〜翌朝釜山着
- 通関・入国手続き
車を韓国にフェリーで持ち込む際の条件と注意点
フェリーに車を載せるには、いくつかの制約があります。
- 自家用車(乗用)であり、ドライバー本人の所有であること
- EV車や商用車(貨物)、レンタカーは対象外
- 書類がすべて揃っていること
- 車のサイズ・年式に明確な制限はないが、古すぎる車・改造車などは事前確認推奨
- 車両持ち込み期間は最大90日間
韓国行きフェリーに車を載せるための必要書類
車両航送の予約が完了すると、次に待っているのが書類準備です。
出発の10日前までに、以下の書類をPDFでメール送信する必要があります。
書類名 | 備考 |
---|---|
車検証 | 自動車検査登録事務所発行、コピー可 |
自動車検査証記録事項 | 車検証と同時発行。A4でない車検証の場合、付属で発行される書類 |
登録証書(登録事項等証明書) | 陸運局発行。ハガキサイズ・英語表記・海外持出用 |
運転免許証 | 日本の免許証を準備。コピー可 |
国際運転免許証 | 韓国での運転に必須 |
パスポート | パスポートセンター発行、コピー可 |
航送申込書 | 関釜フェリー公式サイトからダウンロード |



自動車検査証記録事項は、車検証入れに一緒に入っていることが多いよ
登録証書(登録事項等証明書)の取得について
- 取得場所:陸運局
- 手数料:300円
- 所要時間:即日発行(平日のみ)
- 必要なもの:車検証、本人確認書類
詳しくは、登録事項等証明書の交付請求に関する公式HP(陸運局)でご確認ください。
韓国へのフェリー車両航送の予約方法
韓国行きフェリーに車を持ち込む場合の予約は電話のみです。
関釜フェリー予約センター
- 電話番号:083-224-3000
- 受付時間:9:00〜18:00(年中無休)
- インターネット予約不可(車両航送の場合)



車両を航送する場合は、インターネット予約やネット割引は利用できませんでした…泣
私が実際に予約したのは出発日の2ヶ月前である予約開始日です。
予約したのは1等洋室の2名部屋で、大人2名と自家用の普通車です。
予約時には、以下の情報を聞かれました。
- 出発日と帰国日
- 乗船人数
- 客室タイプ(1等洋室や2等和室など)
- 車かバイクか
- 車のサイズ(全長・全幅・全高)



電話で『車かバイクか』を聞かれ、自家用車と答えるとスムーズでした
予約時には車検証を手元に準備しておくと良いです。
車両サイズ(全長・全幅・全高)の確認に便利です。



予約開始1時間後に電話をしたら、「最後の1部屋」だったと聞いてヒヤリ。無事に取れて良かった~!



予約開始と同時に電話するのが安心だね!
夏休みや年末年始、ゴールデンウィークなどの繁忙期は、車両スペースがすぐに満席になる可能性が高いです。
車を持ち込みたい方は、予約開始日に電話をかけることをおすすめします。
韓国までフェリーで車を運ぶ費用は?
韓国へのフェリー車両航送には、船賃だけでなく諸費用や現地での支払いも含め、意外とさまざまな費用がかかります。
ここでは、2025年7月予約時点の具体的な料金例を詳しく紹介します。
フェリー料金(往復)
項目 | 1等洋室 |
---|---|
ドライバー | 77,000円 |
同乗者 | 23,750円 |
諸費用(片道)
項目 | 日本発 | 韓国発 |
---|---|---|
施設使用料 | 620円/人 | 7,000ウォン/人 |
国際観光旅客税 | 1,000円/人 | ― |
燃油サーチャージ | 1,100円/人 | 11,000ウォン/人 |
車両関連費用
項目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
車の通関手数料 | 6,000円 | 日本での手続き時に支払い |
韓国自賠責保険料 | 200,000〜300,000ウォン | 韓国で支払い |
フェリーで車を韓国に運ぶ前に知っておきたい注意点
実際に車をフェリーで韓国に運ぶとなると、当日の流れや現地での対応について不安を感じる方も多いかもしれません。
予約時に案内された内容や、体験して気づいたポイントをいくつかご紹介します。
- 集合時間:15:00〜15:30
- 手続き:車両の搬入や通関手続きに時間がかかるため、余裕を持って行動を
- 当日必要なもの:提出した書類の原本一式
しかし、韓国で必要な自賠責保険の加入や、一部通関処理は現地(釜山港)で行います。
到着後の流れがわかりづらく、やや不安な部分が残ります。
このあたりは、帰国後の体験編で詳しくレポートします!
不明点がある場合は、出発前に関釜フェリーへ直接問い合わせておくのがおすすめです。
電話対応も非常に丁寧で、事務的というよりは「旅行者に寄り添った」案内をしてくれました。
韓国フェリー旅・車持ち込みの今後の流れ
出発までにやるべきことは以下の通りです。
- 登録証書の取得(陸運局へ)
- 国際免許証の取得(免許センターへ)
- ウォンの現金両替



陸運局での手続きは平日のみなので要注意です!
準備が整ったら、いよいよフェリーで韓国へ出発です!
関釜フェリーの予約・お問い合わせ先
予約や最新の運航情報は、公式サイトから確認できます。
項目 | 詳細 |
---|---|
航路名 | 関釜フェリー(Kanpu Ferry) |
運航会社 | 関釜フェリー株式会社 |
発着港 | 【日本】下関港(山口県)【韓国】釜山港(釜山広域市) |
電話番号 | 083-224-3000(予約センター) |
予約方法 | 電話予約(※車両航送は電話のみ対応) |
公式HP | 関釜フェリー公式サイト |
運航スケジュール | 下関発:毎日19:00 → 翌8:30釜山着釜山発:毎日18:00 → 翌8:30下関着 |
受付時間 | 9:00〜18:00(年中無休) |
フェリーで愛車と行く韓国旅は準備が大事!
ここまで、関釜フェリーを利用して車を韓国に持ち込む方法について、予約の流れや必要な書類、費用の内訳など準備段階で分かったことをお伝えしてきました。
実際に予約を進めてみて感じたのは、「準備こそがすべて」だということです。
- 韓国に車を持ち込むには、予約・書類・費用の3点が特に重要
- 関釜フェリーなら、定期便+車両航送OKでスケジュールも立てやすい
- 書類準備・通関手続きは手間がかかるが、早めの対応でスムーズ
- 船代以外にも現地での現金支払いが多いため、ウォンの用意も忘れずに!
「フェリー+マイカー」だからこそ叶う、時間に縛られない自由な旅。
どこへ行くか、何を積んでいくか、すべて自分次第。
しっかり準備を整えて、あとは出発を待つのみです!



実際の乗船や現地でのドライブの様子は、次回【体験編】で詳しくお届けします!
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